いつか天魔の黒ウサギ〈6〉欠席のウサギ (富士見ファンタジア文庫)

いつか天魔の黒ウサギ〈6〉欠席のウサギ

it06好きな子がいたはずなのに、それを忘れてしまった。「…だから俺は、壊れたのかな」暗闇の中で、そう、“鉄大兎”は呟く。“軍”による実験の結果、暴走する大兎。彼は黒いウサギの囁くまま、“預言”実現のために、破壊を撒き散らしていく…。一方、月光やヒメアたちは、大兎を救うべく、ついに“軍”の内部に深く関わることになる。大兎、ヒメア、遙、月光―複雑に絡み合うそれぞれの運命と願い、そして呪われた真実。それでも誰もが、希望を諦めきれない学園リバース・ファンタジー。